Rumy!です。
今回は激動の時代を生き抜いた女性の「自伝」です。
さて、今回は「自伝」です。実は「自伝」「伝記」好きなワタシ。海外、国内問わず様々な方の「自伝」を読んでいます。なぜか女性の自伝が多いのです。【白州正子自伝】白州正子著
白州正子さん・・ご存知の方も多いのではないでしょうか。
樺山伯爵の孫娘。幼時より能を習い、14歳で米国留学。帰国し、実業家の白州次郎さんと結婚。
作家としても活躍されていましたが、骨董、工藝、仏像、山川草木、雪月花を愛し、美への探究心を
生涯持ち続けた方です。
この、旦那様の白州次郎さんがまたカッコイイのです。イギリス留学中のダンディなお姿もさることながら、
老年期にポルシェを乗り回し、そのポルシェをホンダの本田宗一郎社長に、研究したら?とポンとあげちゃったり。
ご夫婦はNHKでドラマ化もされました。
恵まれた環境と言えばそうですが、正子さんは薩摩隼人の「度胸」を魂深く引き継いだ、まさにあっぱれな女性です。
「韋駄天お正」のあだ名のとおり、興味のあることや人、場所には物おじせず行動。
相手が誰であろうが、態度を変えない潔さ。
人を偏見や身分でや職種で見下すような人とは無縁の高潔さを持った方がどのように性格形成されたのか・・。
ページをめくるのが楽しい本でしたし、作中に出てくる様々な人との出会いもまた、どきどきするような真剣勝負のように感じました。
白州次郎さんの伝記も合わせて読むと一層面白いです♪