Rumy!です。
好きな作家さんがどんなものを食べているのか、気になりませんか?
コロナ・ブックス【作家の食卓】
コロナ・ブックスは、写真と文章のシリーズで、面白そうな本をたくさん出しています。
写真が多いのが特徴なので、気軽に読むことができます。
この【作家の食卓】は、日本の作家の日常の食事だったり、エッセイだったり、
行きつけのお店だったり・・を紹介しています。
主に昭和の作家ですので、もう亡くなった方ばかり・・。
食通で有名な壇一雄さんの湯豆腐、ドジョウの丸鍋、イカのスペイン風等を再現していて、
本当に美味しそう♪
作家と、行きつけのお店で印象深かったのは、森茉莉さん(森鴎外のお嬢さん)と下北沢「邪宗門」。
喫茶店なのですが、茉莉さんはここに毎日通い、ここで原稿を書き、本を読み、食事をする。いわば
書斎兼応接間だったわけです。
でも、そんな彼女を店主はわがままを聞きながらも基本的には放っておいたそう。
その距離感が心地よかったのでしょう。
この本には、作家たちの情熱が書くことと同様、食べることにも向いていたんだなと思わせる
エピソードがたくさん載っています。
みなさん、エネルギーがあふれているよう。。
お腹の空いた時には読まないようにしてくださいね。
平凡社コロナ・ブックス ¥1,600円(税別)
50代半ばで子育ても終わり、大好きな本を以前より読めるようになりました。
ジャンルは様々ですが、その時々の興味を持ったものに集中する傾向にあります。
「食」とか「江戸」とか「伝記」とか「働き方」とか「ミステリ」とか「小説」とか・・。
良かったらおつきあい下さい。