こんにちは!Rummy!です♪
本日ご紹介するのは…【絵本】です。子供が小さいときは、本当に絵本を読み聞かせしました。私自身、本好きということもありましたが、小さいころ読んだ絵本にまた会えるのが感動的でした。
日本の作家では、長新太さんのナンセンスな感じや片山健さんの「タンゲくん」「こっこさん」シリーズ、いわむらかずおさんの野ネズミ一家の「14匹」シリーズなどなど、私自身が楽しんでいた絵本がたくさんありました。
そんなたくさんあった絵本も、姪っ子たちにあげたりして手元にはほとんど残っていません。どうしても置いておきたかったのが、2冊。2冊ともアーノルド・ローベル作。三木 卓 訳。
ふくろうくんは、悲しいことを思い出して涙をゆわかしに溜めます。「あしのおれてしまったイス。」「うたえなくなったうた。」「ストーブのうしろにおちて みつけられっこないスプーン。」「とまってしまったとけい。」「だれもみてくれるひとのいないあさ。だってみんなはねむっているんだもの。」次から次へと悲しいことを考えて、なきごえでさけびます。「おさらにのこってしまったマッシュポテト。」「みじかくなってつかえないえんぴつ。」おんおん泣いて、じきにゆわかしは涙でいっぱいになりました。
「さてっと これでよしだ。」涙でお茶を入れます。
【おちゃをカップについでいると ふくろうはしあわせでした。「ちょっとしょっぱいあじだよ。」と ふくろうはいいました。「でも なみだのおちゃは いつでも とても いいもんだよ。」】
独り言が多い独り暮らしのふくろうくんのおかしな日常が描かれています。ちょっぴり笑ってちょっぴり哀しい気持ちになります。歳をとったらこうなるかもね・・なんて考えながら最近は読んでいるのでした。
さて、次回はもう1冊。同じ作家の本です。
ふくろうくん 文化出版局 こどもの本 ¥800円(税別)