こんにちは!Rummy!です♪
今日はファッションの本ですが、どちらかというとアラフォー以上の方向けの本です。
スタイリストとして長年活躍している地曳いく子さん。1959年生まれですから、私より1歳年上。この方は、年齢を公表しています。『自分の生き方しだいで、歳をとっても楽しく生きることはできるのだということを、人に伝えたいからです。』ちなみに私も年齢を隠したりサバを読んだことは今まで一度もありません。特に理由は考えなかったのですが、この考え方に激しく!共感できる歳になりました。(笑)
この本は、ファッション本なのに、イラストも写真も載せないという潔さ!「イマイチ服の徹底カットでおしゃれ平均値は3割アップ」というページでは、「要するに『おしゃれな人』とは『ダサいものを着ない人』のことです。」と、言いきっています。
私たち50代はan・anやnonno世代と言われます。IVYやハマトラ(横浜トラッド)で育ち、デザイナーズブランド全盛期を体験し、バブル時代の恩恵に預かった人も・・。いわゆる特定の人だけではなく、おしゃれが身近にあった時代で育ったわけです。いろんな流行に踊らされ?様々な洋服を買って着てきた世代と言えるでしょう。
でも、どんなに高かった洋服やブランド品のバッグでも似合わなくなる・・高いパンプスでは歩けなくなる・・。若い時は無理がきいても、そうはいかなくなるのです。
地曳さんはこう書いています。『好感の持てる若々しい姿と、イタイ若作りは違います。どうせなら、いつまでも時代にフィットした若々しい自分でいたいですよね。』そう。「今」の時代に合っていなくては、化石化してしまうのです。それは、「トレンド」を追い求めることではなく、自分のその世代にあった「スタイル」を作って行くことだと、この本は教えてくれます。
そしてこの名言。『服は男と同じ』・・・『今の自分にしっくりこない昔の服は、着ていても楽しくないのです。だから、ここできれいにお別れしましょう。』なかなか昔の服を捨てられず、「抱え込み服」にしてしまっている時は、この言葉を思い出しましょうか。
最後の章では、『これからもずっと素敵でいるために』・・・「美しく歳を重ねること」について書かれています。歳をとって行くことは誰にでも、平等に訪れます。『いざというとき、突然きれいになろうと思っても無理。若さと容姿がゆるやかに下降していく、その下降線の角度をできるだけなだらかに抑えていけるのは、自分自身の努力と知恵と勇気だけです。これは、一日も早く気づいた者勝ち。今日からでも、小さな努力を習慣にしていってください。』
素敵なババァになるために!がんばらなくちゃ。
宝島社 ¥1,200(税抜)