日本皮膚科学会認定皮膚科専門医 高田美子が編集長をつとめるWebマガジン

【本当の仕事の作法】Rumy!の大人のオンナのためのブックレビュー♪


こんにちは!Rumy!です!今日は私の一番好きな作家である「内田樹」さんが精神科医の名越康文さんと、作家の橋口いくよさんと仕事について語り合っている対談集です。

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内田樹さんは作家であり、合気道の道場主であり、神戸女学院大学の名誉教授(専門はフランス現代思想)であり、あらゆる問いかけや疑問に対して、明確な対応を(答えではなく)してくれる方です。あんまり好きすぎて、鶴岡市での交流会にも参加してきたワタシです。

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さて、この本は「働くこと」ってどういうことなのか?について、様々な観点で話合っています。

内田センセイはこう問います。「あなたを表すのに一番適してない言葉は?」「あなたに一番向いていない職業は?」

自己アピールより、「その方が人間わかると思うよ。」だって。う~ん。。。考えちゃいますね。

また、名越センセイは「仕事ってね、その仕事をして、新しいことを学べたなって思えたり、皆に喜んでもらえて本当に良かったなって思うような『結果を味わう瞬間』って必要なんですよ。」というような、日々忘れそうになっている大切なことをおっしゃってたりします。

第1章仕事は修行か?

村上春樹の「ダンス・ダンス・ダンス」に出てくる『文化的な雪かき』という考え方。北国の私たちなら雪かき?やだな~って思いますよね。でも内田センセイはこう言います。

「だって、雪かきなんかいくらしても、また雪が降ってきたらそれきりだし、晴れて雪が解けてもそれきりでしょ。だいたい、ほとんどの人は誰が雪かきしてくれたのかなんか興味も示さない。でも、誰かがきちんと雪かきしておいてくれると、凍った道で人が滑って足をくじいたりということが防げる。世の中に少しだけ『良いこと』を積み増ししているんだけど、誰もそれに気づかない。だから、感謝されることもない。でも、やる。」

「そうやって、きちんとやったときの自分の実感こそが、仕事の中、つまり修行の中で得られる本物の感覚なのですね。その感覚は楽しいの、わかる!」と橋口さん♪

この感覚がわかると毎日が少しは楽しいかな?

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株式会社KADOKAWA ¥1,200(税別)

 

 

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rumy!

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ファッション業界で長く活躍後
子育てを経て、接遇マスターに。
55歳にして美容の世界に転職。
趣味はゴルフ、朝のカフェ。

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  • 美子
    美子
    代表理事
    アーデ・ベーグループ 代表
    アーデ・ベークリニック 院長高田 美子
    日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。
  • rumy!
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    ファッション業界で長く活躍後
    子育てを経て、接遇マスターに。
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  • しづく
    しづく
    趣味は温泉めぐりと山歩き。
    最近は釣りも少々。
    紫外線対策と戦うアラフィフwoman!!
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    アトリエ梛木
    アトリエ梛木代表 髙橋 直美
    28歳のときに独学で建築士の資格を取得。
    その後独立し、インテリアコーディネーター、福祉環境コーディネーターの資格も取得し、住宅や店舗設計とそのインテリアコーディネートをはじめとして、福祉施設や介護保険住宅改修などにも力を入れている。
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    住宅会社に長年勤務し、宅建資格を所持。
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