脱毛レーザー治療後、フラクセルレーザー後、そして美白治療
さまざまな治療の際に、日焼け止めは非常に大事になってきます。
その日焼け止め、何を基準に選べばよいかというと
まずは王道の
SPF値とPA
SPFとは
Sun Protection Factor(サン プロテクション ファクター)の略で紫外線防御指数とも呼ばれています。
UVB波の防止効果を表す指標です。
紫外線を浴びたときに、皮膚が赤くなるまでの時間を何倍に伸ばす
ことが出来るかを示すものです。
SPF1=15分
SPF20=15分×20=300分
つまり SPF値=日焼けするのを防ぐ時間
SPF値が大きければ大きいほど
日焼けを防ぐ強さが強いと勘違いしている人が多いですが
強さのことはまったく関係していません。
一方、
PAとは
PAとはProtection Grade of UVA(プロテクション グレイド オブ UVA)の略でUV-A防御指数ともよばれます。
UVA波の防止効果を表す指標です。
SPFが肌が赤くなる原因のを防ぐのに対して、PAは皮膚の黒化が起こる原因を防ぎます。
PAは、UVA波を防ぐ強さを表しています。
PA+ :PFA2以上4未満・UV-A防御効果がある。
PA++ :PFA4以上8未満・UV-A防御効果がかなりある。
PA+++:PFA8以上16未満・UV-A防御効果が非常にある。
PA分類が1段階上がると、UVA防止効果が2倍になります。
と今までは、3段階評価でしたが
2013年1月から新たに
PA++++が表記できるようになりました。
PA++++:UVAPFが16以上・効果が極めて高い。
そして
UVA=シワ、肌老化の原因、シミの原因
UVB=日焼け、シミの原因
ですから、出来るだけ若々しい肌を保つにはUVAを強力に
カットしたいものです。
それなら、すべての日焼け止めがPA++++になればいいのに…なんて
思いますが、実はなかなか簡単にそうならないのです。
それは、
PA++++の効果を出すためには、「紫外線吸収剤」を配合しなければ
難しいから。
お肌に優しいとうたっている日焼け止めは、紫外線吸収剤不使用を
目指しており、すべての効果を紫外線散乱剤(酸化チタンなど)に
ゆだねています。
この紫外線散乱剤でSPF++++を出そうとすると…
真っ白な顔になること間違いなし。
そんなわけで
PA++++の肌に優しい日焼け止めが登場するのはまだまだ先かも知れません。
余談ですが、紫外線吸収剤がなぜこれほど悪者扱いされるのか疑問ですよね。
私もまだ勉強不足ですが
紫外線吸収剤は、肌に刺激が強く、かぶれを生じやすいという
欠点があります。
私も、20歳ごろ海に行くために準備をした強力に紫外線をカットする
事をうたっている某有名日焼けどめを使用し、かぶれて顔中に
にきびが出たことがあります。
使用するたびにピリピリと強い刺激を感じましたが
当時は若かったので
「さすが強力日焼け止め、使用感も違うのね~」なんて
のんきに考え、他の人から指摘されるまで、日焼け止めが
にきびの原因だったなんて気づきもしませんでした。
ですから、闇雲にSPF値、PA値が高いものを選ぶのではなく
それぞれの利点欠点を考えた上で、ご自身にとって
最適なものを選んでいくことが必要だといえます。
現段階では、
やっぱりかぶれが心配なので私自身はPA++++は選ばないですね。
だって、どんなに数値の高い日焼け止めをつけても
肌をこすれば全部取れます。
日焼け止めは、数値にこだわりすぎるのではなく
塗りなおしを頻回に行うことのほうが大切!!
そういう意味では、どうせ作るなら一番最後にお顔に塗る
ファンデーションにこそ、PA++++を導入すればより効果が高いと言えます。