皆さまこんにちは。 Dr.美子です。
8月も下旬に差し掛かり、夏が終わりに近づいてきましたね。
これから秋になっていくと、季節の変わり目に「ガサガサ」とした肌荒れになる事が良くありますよね。
今日は、そんな夏の疲れた肌が秋になると肌アレする…を解決できるスキンケアについてお伝えします。
季節の変わり目に荒れない、キレイ肌キープのスキンケア
1.季節の変わり目に肌があれるのはなぜ?
2.肌アレしたから保湿する…そのスキンケアで大丈夫?
3.秋になってもキレイ肌キープのスキンケア
4.美容医療の力を借りるならこんなメニューがおススメです
でお伝えします。
1.季節の変わり目に肌があれるのはなぜ?
夏と秋、この季節の変化で大きく変わることが、肌アレの原因キーポイントです。
何が大きく変わるでしょう??
そう、大きく変わるのは3つ「夏は紫外線が強い」「秋になると空気中の湿度が下がる」「秋になると汗の量が減る」
この3つが、肌荒れと大きくかかわっています。
それではまず1つ目から。
皆さんもご存知のように夏は紫外線が強いですよね。その紫外線から肌を守るために、夏の肌は「角質」という部分を厚くします。(この部分、大事ですから覚えておいてくださいね)
ん? それが何か? 肌荒れとどう関係あるのよ?
大いに関係あるんです!
では、肌アレとの紫外線の関係を知るためにも前回も掲載した図をおさらいしましょう。
夏に厚くなる角質は、死んだ細胞なので自分で潤う力がありません。
夏の間は空気中の湿度が高いので、自分で潤う事が出来ない角質が厚くても、空気中の湿度そして、暑くてかく汗によって、外側から角質がしっとり潤います。
ですから、
角質が厚くても、ガサガサせずにしっとりした肌になります。
厚い角質+外からの汗や湿気=しっとり肌(夏)
ところが、秋になると 空気中の湿度が減りますし、涼しくなって汗をかく量が減りますよね。
でも、厚い角質は季節が変わったからと言ってすぐに剥がれ落ちる訳ではありません。
そうなると
厚い角質+(外側からの水分補給無し)=ガサガサ乾燥肌(秋)
となります。
はい! 季節の変わり目での肌アレ完成です…
2.肌アレしたから保湿する…そのスキンケアで大丈夫?
外側からの湿度が無くなってカサカサ肌になりました。
通常は、ココで
肌が乾燥した → 保湿しよう!
となりますが、本当にそれでよいでしょうか?
よ~~~く考えてください。なぜ肌アレ・乾燥肌になったのか。
そうです、先ほど覚えておいてねとお願いした部分 『夏の肌は「角質」という部分を厚くします。』 これが肌アレ・乾燥肌の原因です。
本来は数層しかないはずの「角質(死んでいる細胞:自分で潤えない)」が厚くなっているから、ガサガサ肌アレ・乾燥肌になったんですよね。
ですから、この角質を正しい厚さに戻すことが素早くできれば、肌アレ・乾燥しらずのツルツル肌でいることができます。
角質がはがれるための必要条件…乾燥
もともと角質は、自然に剥がれ落ちるものです。でも、そのためには必要な条件が一つあります。それは 乾燥。
角質は、鱗のような状態の細胞ですが乾燥すると細胞の縁が丸まって剥がれ落ちやすくなります。
そうそう、貼ってあるポスターの端っこがくるっと丸まってはがれる感じと同じです。
ポスターも、糊が乾いて乾燥すればはがれますよね。逆に、剥がれそうになったポスターにたっぷり水分を含ませたら…またピタッと壁にくっつきますよね。
保湿をすることも全く同じ。
本来剥がれ落ちようとしている角質をわざと皮膚にくっつけているようなものです。剥がれ落ちるのを妨げています。
これでは、いつまでも厚い角質が改善されません。
ですから
乾燥した→保湿しよう! のスキンケアは、ちょっと待った~~~~~ という事です。
1.2.のまとめ
1.夏に厚くなった角質(死んでいる細胞で自ら潤えない)と空気中の水分・汗などの外側からの湿度のバランスが崩れるので秋になると肌荒れをおこす
2.厚くなった角質を元の数層の薄さに戻すことが大事。乾燥したから保湿すると角質が剥がれ落ちるのを妨げてしまう。
ふぅ。だいぶ長くなりました。
3.秋になってもキレイ肌キープのスキンケア
4.美容医療の力を借りるならこんなメニューがおススメです
は、次回お伝えしますので、お楽しみにお待ちください。
この記事は、次のスキンケア・美容医療の理解に大切なのでゆっくり読んでくださると嬉しいです。